島根原発1号機 中国電力 廃炉完了時期変更の認可申請

松江市にある島根原子力発電所1号機の廃炉完了の時期を当初より4年遅らせる計画に変更するとして、中国電力は11日、国の原子力規制委員会に認可を申請しました。

島根原発1号機をめぐり中国電力は、青森県にある使用済み核燃料の再処理工場の完成が遅れているため、当初、2045年度としていた廃炉完了の時期を4年遅らせて2049年度に変更するとして計画を見直し、12月8日までに、島根県や松江市などの自治体から了解するとの回答を得ました。
これを受けて中国電力は原子力規制委員会に対し、廃炉計画の変更認可を申請しました。
見直し後の計画では、延長された期間内に原子炉本体の除染に向けて、炉内の汚染状況を詳しく調査することが新たに追加され、最終的な廃炉の完了時期を2049年度と定めています。
中国電力は、「今後、原子力規制委員会の審査に適切に対応していくとともに、引き続き安全の確保を最優先に着実に廃炉措置を進めていく」とコメントしています。