「一畑百貨店」閉店 再就職希望者の3倍超の求人集まる

県内唯一のデパート、「一畑百貨店」の閉店が来年1月14日に迫るなか、松江市が従業員の雇用確保のために立ち上げた対策チームの会合が開かれ、再就職を希望する従業員の3倍を超える求人が集まったことなど、情報共有を行いました。

雇用対策チームの3回目の会合には、一畑百貨店や県、労働局など合わせて20人が出席しました。
会合は非公開で行われ、市によりますと、テナントを含め百貨店で働く従業員のうち再就職を希望するおよそ150人に対し、松江市内を中心に県内外の企業110社余りから500人を超える求人が集まったことを共有したとしています。
また、先月(10月)下旬と今月(11月)はじめ、合わせて74の企業が参加して、従業員向けの合同企業説明会を開いたということです。
求人を出している企業はサービス業や小売業で、販売や営業などの職種で人材を求めているところもあり、百貨店でのスキルを生かせる職場もあるとしています。
来月(12月)1日からは、従業員から希望する企業への再就職の応募を受け付けるということです。
会合のあと、松江市産業経済部の大谷利行次長は、「閉店まで2か月になったが、予定どおり対応できている。多くの従業員の希望がかなうよう支援したい」と話していました。