水産高校生徒が新巻ざけ作り 年末年始の贈答品に 隠岐の島町

隠岐の島町にある水産高校の生徒らが、年末年始の贈答品として新巻ざけ作りに取り組んでいます。

隠岐の島町の隠岐水産高校では、海産物の加工技術を学ぶ授業の一環で、生徒たちが毎年、この時期、新巻ざけ作りの実習を行っています。
実習には、ロシア産のべにざけ、およそ1000匹が用意され、隠岐養護学校の生徒も参加して、教員から指導を受けながら加工に取り組みました。
生徒たちは、さけのエラや内臓を丁寧に取り除いたあと、さけの尾から頭にかけて塩を振りかける塩蔵という作業を行いました。
加工したさけは一晩置いたあと、塩を取って水洗いされ、1本ずつ袋詰めして完成です。
高校では今年度、あわせておよそ3000本の新巻ざけを作り、校内で生徒や教職員に販売する予定です。
生徒たちは、「さけのお腹に塩を入れるのが意外と難しかった」とか、「楽しい作業だが、においに慣れていないので大変だ」などと話していました。