阪神タイガース日本一で 虎の柄模様の「とら焼き」が話題

プロ野球・阪神タイガースの38年ぶりの日本一を受け、出雲市の和菓子メーカーが考案した虎の柄模様のどら焼き、その名も「とら焼き」が話題を呼んでいます。

「とら焼き」は、どら焼きの表面に虎の柄模様が描かれているのが特徴で、大の阪神ファンだという出雲市の和菓子メーカーの坂根壮一郎社長が考案しました。
18年前のリーグ優勝の際に初めて販売したものの、優勝から遠のくなか、日の目を見ずにいましたが、ことし9月、リーグ優勝が決まった日、うれしさのあまり工場に出向き、新たに作り直したということです。
中に詰めるあんこは、阪神優勝の夢を長年「見続けた」ことから、蜜につけた「蜜づけ」の小豆と「白星」を意味する白あんでできています。
38年ぶりの日本一を記念して半額で売り出したところ、京阪神地方を中心に県外からの注文も相次ぎ、通常のどら焼きの10倍近く売れているということです。
坂根社長は、「日本シリーズでの圧倒的な王者の試合運びがすばらしく、阪神ファンでよかった。来年、再来年も優勝に期待したい」と話しています。