“買い物弱者”支援 雲南市で移動式スーパー 販売始まる

商店が少ない地域に暮らし、車での移動も難しい高齢者など、いわゆる“買い物弱者”を支援しようと、雲南市のスーパーが、車を使った移動式販売のサービスを始めました。

雲南市のスーパーで開かれた出発式には、市の職員なども参加し、スーパーを運営する企業の牛尾篤史社長が、「商品を目で見て触って買い物を楽しんでほしい。市内のライフラインを守っていきたい」とあいさつしました。
販売車には冷蔵庫が内蔵されていて、生鮮食品や日用品など300種類余りの商品が並んでいます。
スーパーを運営する企業によりますと、利用者からの事前の要望をもとに市内の3つのコースを決め、それぞれ週2回巡回する予定です。
利用客は、買い物を楽しみながら、今後、希望する商品などについても販売員に伝えていました。
3つのコースでは、合わせて100世帯ほどの利用が見込まれているということです。
利用客の80代の女性は、「定期的に販売に来てもらえるのは助かる。商品が多くて百貨店のようで、毎週利用したい」と話していました。