障害者が休館日の水族館「アクアス」で絵描き

県西部にある水族館「アクアス」で、休館日を活用して、障害がある人たちにのびのびと絵画などに打ち込んでもらう催しが開かれました。

これは、障害がある人の芸術活動を支援する団体が企画したもので、県内に住む障害者とその支援者、40人余りが参加しました。
アクアスは、7日は休館日ですが、障害がある人たちにのびのびと絵画などに打ち込んでもらおうと、特別に開放され、参加者たちは、ペンギンが見える水槽の前で筆やペンを使って思い思いに絵を描いていました。
また、日本海が見渡せる窓ガラスの前に集まり、海をイメージしながら黄色や青などのシールを自由に切り取ってガラスに貼り付け、魚やクラゲなどの生き物をカラフルに表現していました。
出雲市から参加した人は、「水族館で絵を描くのは初めてで、楽しみながらペンギンもかわいらしく描けたと思う。次はシロイルカを描いてみたい」と話していました。
主催した県障がい者文化芸術活動支援センターの渉秀之さんは、「参加者の笑顔や創作への意欲の高さを見て驚いた。アートは心の栄養で必要な取り組みだと思うので、また水族館で開催したい」と話していました。
作品は、今月(11月)29日から来月(12月)11日までアクアスで展示される予定です。