放置されている竹を活用 テラスを覆うドーム製作 有福温泉

江津市で、温泉地で放置されている竹を活用して、テラスを覆うドームを製作する作業が行われました。

江津市のポリテクカレッジ島根と江津工業高校は、3年前から地域にある温泉地「有福温泉」で、周辺の山林で増えすぎている竹を有効活用して、訪れた人が利用できる直径6メートルの円形のテラスを覆うドームを製作しています。
午前中、学生や地元の人たち合わせて28人が参加して、山林から伐採された竹を運び出したり、去年(令和4年)、製作して古くなったドームを取り外したりしました。
そして、運び出した竹の枝を落とし、図面にあわせて5メートル50センチから8メートルの5種類の長さに切りそろえ、6つに割って板状に加工しました。
参加者は、お互いに声を掛け合いながら作業を進めていました。
午後からは高校生も加わり、加工した竹を組み合わせて新しいドームを製作しました。
参加した地元の人は、「若い感性を持った人に協力できることを楽しく思っています。将来も引き継がれて、いい町になればと思います」と話していました。
また、参加した学生は、「地域の方々と交流できて楽しいです。地域の方々に喜んでもらえるようにていねいに作って、有福温泉の宣伝になれるようなものを作れたらと思います」と話していました。
また、ほかの学生は、「竹がけっこう重くて大変でした。竹のぬくもりを感じてほしいです」と話していました。