災害現場でロープ使い救助想定した競技大会 益田

消防隊員が災害現場でロープを使って救助することを想定した競技大会が益田市で開かれました。

益田市で開かれた競技大会には、県内や鳥取県、それに福岡県などから消防隊員およそ60人が参加しました。
23日は、3つの現場を想定してロープや人命救助の道具を使い、8チームに分かれて行われました。
このうち水を入れたバケツを人と想定してロープをのぼりおりして運ぶ競技では、人命救助の道具をロープにつけて速さや揺れが少ないかどうかなどを競いました。
また、空洞に人が取り残された想定の競技では、ロープでおりた消防隊員が低体温になっていて意識がもうろうとしている状態の要救助者を見つけて、声をかけて情報をチームで共有し、毛布などを掛けて担架を揺らさないように救出していました。
福岡県の中間市消防本部の大塚啓史救助隊長は「隊員の技術力を上げるいい機会だと思い参加しました。日頃から訓練をして災害があった時に最大限生かせるようにしていきたいです」と話していました。
益田広域消防本部の清水啓児消防士は「多くのチームが大会に参加したことで熱くなり盛り上がりました。大規模災害が増えているので訓練をこれからも重ねていきたいです」と話していました。