松江市の観光施設「カラコロ工房」改修後に入る飲食店を募集

市の中心部にあり、昭和初期の面影を残す観光施設の改修を進めている松江市は、リニューアルオープン後の集客につなげようとテナントとして入る飲食店の募集を始めています。

松江市の中心部にある「カラコロ工房」は、昭和13年に建てられた「旧日銀松江支店」の建物を活用した観光施設で、現在は改修工事が進められています。
松江市は、この「カラコロ工房」を来年(令和6年)秋をめどにリニューアルオープンさせ、▼地元産品を販売する「マルシェ」のほか、▼伝統工芸のものづくり体験ができる施設にする計画で、あわせて「食」の面から松江の魅力を発信できるフードホールも設置することにしています。
松江市は、このフードホールにテナントとして入る10の飲食店の募集を始めていて、応募にあたっては▼山陰地方の食材をメニューに取り入れることや、▼松江市が掲げるSDGsの達成に向けて、規格外の野菜や水揚げされても市場に流通しない魚の活用、それに▼フードロス削減といった活動を積極的に行うことなどが必要です。
募集はことしの12月22日までで、今月(10月)31日には飲食店向けの説明会も予定されています。
松江市商工企画課は、「食を通して松江を体感し、新たな発見につながる場所を目指しているので、たくさんの応募をお待ちしています」と話しています。