介護の基本的知識や技術 一般の人が学ぶ研修会 大田

現役の介護福祉士が講師を務め、介護の基本的な知識や技術を一般の人に学んでもらう研修会が大田市で開かれています。

研修会は大田市が介護労働安定センター島根支部の協力を得て開いていて、19日は地元の住民などが参加して実技の研修が行われました。
市内にある特別養護老人ホームの介護福祉士が講師を務め、寝ている人にかかる負担を減らしながら、大きな力をかけずに体を移動させる方法を指導しました。
参加者は、これから何をするか声をかけて説明したうえで、寝ている人の肩やひざなどを支点にして、手を添えながら体を左右に起こしたり、移動させたりしていました。
父親の介護経験があるという参加者の女性は、「いい経験になった。父親を介護していた時うまくできないことがあったのでこれから役立てたい」と話していました。
大田市健康福祉部介護保険課の川村友美主任主事は、「大田市は高齢化が進み、介護人材の不足も深刻になっている。研修を継続して、高齢者が住みやすい地域になればいい」と話していました。