障害者を対象にした就職説明会 浜田

企業にとって人手不足が課題となるなか、雇用が増えつつある障害者を対象にした就職説明会が、浜田市で開かれました。

ハローワーク浜田が開いた就職説明会には、企業12社と就職を希望する障害者55人が参加しました。
会場には、企業ごとにブースが設けられ、このうち、介護事業などを営む企業は、ヘルパーや介護福祉士の資格取得を支援することや、緊急時には、子ども連れでの出勤も可能であることなど、働きやすい環境をアピールしていました。
この企業の山根優子社長は、「すでに障害者を雇用しているが、介護人材の求人に苦労しているのでさらに増やしていきたい」と話していました。
人手不足や雇用条件の改善などを背景に、県内では、昨年度(令和4年度)、ハローワークを通じて障害者の就職が決まったケースは1008件で過去最多になり、今回の説明会の参加者も定員を大きく上回りました。
新型コロナが「5類」に移行して就職活動がしやすくなったことも影響しているとみられ、ハローワーク浜田の浅田英昭所長は、「障害者からの期待を非常に強く感じる。1人でも多く就職できるよう関係機関と協力し、企業の支援もしていきたい」と話していました。