島根原発2号機 搬入された新しい核燃料の検査

中国電力が来年8月の再稼働を目指す松江市の島根原子力発電所2号機で、9月に搬入された新しい核燃料の検査が行われました。

中国電力は、島根原発2号機を来年8月に再稼働させることを目指していて、9月22日には、茨城県東海村から今後使われる予定の「燃料集合体」と呼ばれる核燃料90体を原発構内に運び込んでいます。
2号機への新燃料の搬入は2011年7月以来、およそ12年ぶりで、原子炉建屋の中で新燃料に異常がないかを確かめる検査が行われました。
核燃料1体は燃料棒72本で構成されて長さが4メートル余りあり、作業員はクレーンを使って核燃料を検査場所まで移動させると、燃料棒に傷がついていないかや、棒と棒の隙間に異物が混入していないかを目視で確認していました。
中国電力によりますと、10月3日までにすべての検査を終えたいとしていて、検査を終えた新燃料の一部については再稼働の際に使用する予定だということです。