速度違反の誤検挙 2人が略式起訴 松江地検が是正へ対応検討

益田市の国道で規制速度を引き下げる手続きが完了していないにもかかわらず、警察が誤って17人を速度違反で取り締まり、3人が書類送検されていたことをめぐり、検察は2人がすでに略式起訴され罰金が確定していたと発表しました。
検察は「誤りは是正しなければならない」として、今後の対応を検討しています。

益田市神田町を通る国道9号では、制限速度を60キロから50キロに引き下げる手続きが進められていましたが、手続きが完了していないにもかかわらず、警察は現地に50キロ制限の標識を設置したうえ、ことし5月までのおよそ1か月で誤って17人を速度違反で取り締まり、このうち3人が書類送検されました。
これについて松江地方検察庁は27日、3人のうち2人についてはすでに略式起訴し、裁判所からそれぞれ罰金6万円の略式命令が出されていると発表しました。
検察によりますと、略式命令を受けた2人はすでに罰金を納付しているということです。
また、残る1人については検察で捜査中の段階だったということです。
検察は「誤りは是正しなければならない」として、今後の対応を検討しています。