台湾の旅行会社が中国地方の観光地巡るツアー 島根県を視察

コロナ禍で落ち込んだ観光需要の回復につなげようと、台湾の旅行会社が中国地方の観光地を視察するツアーが22日から始まり、23日は、島根県内の観光地を巡りました。

このツアーは、中国地方の自治体や経済団体などでつくる協議会が行い、日本への旅行商品を扱う台湾の旅行会社、あわせて15社の社員などが参加しています。
一行は23日午後、県内の観光地を視察し、このうち国宝の松江城では、参加者たちが石垣の中にあるハートの形をした石を見つけて写真を撮ったり天守の前で武者と記念撮影をしたりしました。
海外の国や地域の中で、台湾は、コロナ禍前の2019年に最も多くの観光客が中国地方を訪れていて、ことしに入ってから、広島空港や岡山空港を結ぶ定期路線が復活したことから、中国地方への観光需要の回復が期待されています。
ツアーの参加者は「島根のツアーは、想像よりもおもしろかった。この地方の魅力を台湾の人にもっとPRしていきたい」と話していました。
25日には、広島市内で、今回のツアー参加者と中国地方の観光関係者の間で、商談会も開かれることになっています。