子育て支援 段ボールでできた授乳室の贈呈式 松江

子育て支援につなげようと、簡単に設置することができる段ボールでできた授乳室の贈呈式が松江市で行われました。

この段ボール授乳室は、高さと幅がいずれもおよそ2メートル、奥行きおよそ1メートルあり、中には親子で座れるいすや仕切りになるカーテンが設けられ、段ボールを組み立てることで授乳室がない場所でも簡単に設置できるのが特徴です。
子育て支援につなげようと、道路の舗装業者で作る日本道路建設業協会の中国支部が、この段ボール授乳室を松江市に贈ることになり、現在は授乳室がない道の駅「秋鹿なぎさ公園」で贈呈式が行われました。
贈呈を受けた松江市の上定市長は、「この道の駅は、親子連れが多く来るにもかかわらず授乳室が設けられていなかったので、今後、親子連れが一層訪れやすくなると思います」と述べ、感謝を伝えました。
松江市は、この道の駅の1階に贈られた段ボール授乳室を常設することにしています。
日本道路建設業協会中国支部の岩本康弘幹事は、「子育てのしやすさが大きな課題となるなかで、母親と子どもが訪れやすい環境につなげてほしい」と話していました。