来春卒業予定の高校生への求人数・求人倍率が最高に

来年春に卒業する予定の島根県内の高校生向けの企業からの求人は、ことし7月末の時点で3067人と、記録が残っている平成8年以降最も多く、初めて3000人を超えて、求人倍率も2.96倍とこれまでで最も高くなりました。

島根労働局のまとめによりますと、ことし7月末の時点で、県内のハローワークに寄せられた来年春に卒業予定の高校生向けの求人は3067人で、去年の同じ時期より96人、率にして3.2%増えました。
この時期の高校卒業予定者向けの求人数が3000人を超えたのは、記録が残っている平成8年以降初めてで、これまでで最も多くなりました。
また、求人倍率も2.96倍と、過去最高だった去年を0.2ポイント上回り、これまでで最も高くなりました。
求人数を業種別にみると、最も多いのは製造業で911人、次いで建設業が754人、警備などのサービス業が272人などとなっています。
島根労働局では「深刻な人手不足を背景に優秀な高校生を確保しようという企業の意欲は、これまで以上に高まっている」と話しています。