“同性婚について理解を” 松江で企画展

性的マイノリティーのカップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ宣誓制度」が、来月(10月)、島根県でも導入されるのを前に、同性婚について理解を深めてもらう企画展が松江市で開かれています。

これは性的マイノリティーを支援する大阪のNPO法人と島根県の団体などが開き、会場には、同性カップルの直筆のメッセージやウエディングフォトをはじめ、同性婚について説明したパネルなどが展示されています。
このうち結婚できないため困ることとして、▼一方が亡くなったとき遺産を相続できないことや、▼パートナーが病気やけがをしても手術の同意ができないことなどがイラストとともに紹介されています。
島根県では性的マイノリティーのカップルを結婚に相当する関係と認め、一定の行政サービスなどを法律上の夫婦と同じように受けられるようにする「パートナーシップ宣誓制度」が来月1日に導入されます。
企画展を開催した佐藤みどりさんは「リアルな声に触れることで感じることが非常に多いと思います。同性婚やパートナーシップ制度を知る人が増えてくれれば」と話していました。
この企画展は、3日まで島根県民会館で開かれています。