西ノ島町 島の郷土食「なめみそ」を使って新レシピ開発

西ノ島町で、郷土食として島で親しまれている調味料、「なめみそ」を使って、新たなレシピを開発する試作会が開かれました。

この試作会は、西ノ島町と飲食店の情報サイトが新たな食の魅力を発掘しようと開き、首都圏で活動する3人のシェフや地元の住民8人が参加しました。
食材には、郷土食として島で親しまれている大豆や麦を使った調味料、「なめみそ」を使い、シェフが中心になってレシピの開発に取り組みました。
このなかで、シェフは、よく練った豚肉などをシューマイの皮に包み、その上に「なめみそ」を乗せて蒸すことで、柔らかくてジューシーなシューマイに仕上がり、「なめみそ」の香りも際立つと説明していました。
このほか、「なめみそ」を使った特製のプリンやライスコロッケの作り方も披露し、住民は熱心に説明を聞いていました。
試食した地元の女性は、「どの料理もとてもおいしく、わたしも必ず作りたい」と話していました。
また、レシピを開発した桂有紀乃シェフは、「自宅でそろえやすい食材を使ったり、子どもも喜んでくれるようなレシピを考えたので、多くの人に作ってもらえたらうれしい」と話していました。
開発したレシピは、地元の飲食店で提供したり、お土産の開発に活用したりすることを検討しているということです。