インバウンド客を呼び込め! ベトナム観光関係者にアピール

新型コロナウイルスで落ち込んだ外国人旅行者の回復が続く中、島根県と出雲市はインバウンド客を呼び込もうと、ベトナムの観光関係者を招き観光地としての魅力をアピールしました。

ベトナムの航空会社や旅行会社の関係者などあわせて8人は21日から3日間、島根県を訪れていて、まず、出雲大社を視察しました。
ガイドから出雲大社にまつられている大国主命や、境内に掲げられた75畳の大きさの国旗などについて説明を受けました。
その後、一行は拝殿や本殿、それに神楽殿を参拝し、興味深そうに見学したり写真に収めたりしていました。
6月に日本を訪れた外国人旅行者は推計で207万人あまりと、1か月の数字としては3年5か月ぶりに200万人を超えましたが、県内を訪れる人は限られていて、インバウンド客をどう呼び込むか課題になっています。
ベトナム航空日本支社のゴー・シー・アイン総支配人は「大都市はベトナム人も多く訪れていて新たな行き先を探しているので島根も魅力的な場所だ。チャーター便などの運航の可能性も今後、検討したい」と話していました。
また、出雲市インバウンド推進課の岩崎和人課長は「ベトナムの人に島根や出雲を知ってもらい多くの人にきてもらいたい」と話していました。
一行は22日は、安来市の足立美術館や松江城などを訪れる予定です。