津和野町で伝統の「鷺舞」披露

ユネスコの無形文化遺産に登録された民俗芸能「風流踊」のひとつで、津和野町で戦国時代から続く伝統の神事「鷺舞」が披露されました。

津和野町の弥栄神社に480年ほど前から伝わる「鷺舞」は、疫病を鎮めるための神事で、国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、去年には、鷺舞を含む民俗芸能「風流踊」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
20日は、町内11か所で披露され、このうち殿町通りでは、保存会のメンバーが伝統の衣装を身につけて舞を披露しました。
このなかで、オスとメス2羽のシラサギにふんした「舞方」が、ヒノキの板39枚でできた白い羽根を広げて優雅に舞い、疫病鎮護を願いました。
アメリカ出身で今は益田市に住んでいるという25歳の女性は、「初めて見ましたがすごくきれい。もう一度見たい」と話していました。
また、山口県萩市から訪れた女性は、「美しくて優美で、この町にピッタリな雰囲気だ。まだまだ続けてほしい」と話していました。
津和野町の鷺舞は、今月(7月)27日にも町内9か所で披露される予定です。