児童福祉施設O157集団感染 新たに11人の感染確認 出雲

出雲市の児童福祉施設で起きた腸管出血性大腸菌O157の幼児などの集団感染で、新たに幼児や接触者の小学生など11人の感染が確認され、これで感染者はあわせて56人となりました。

出雲市にある児童福祉施設で発生したO157の集団感染では、6月下旬から7月4日までに幼児や職員あわせて45人の感染が確認されていました。
県によりますと、5日になって幼児1人のほか、家族などの接触者10人が新たに感染していることが確認されました。
接触者のうち、小学生の2人は腹痛や下痢などの症状が見られ、ほかの20代から50代の8人は無症状か回復しているということです。
これで感染が確認されたのはあわせて56人となりました。
5日の時点で入院しているのは、急性腎不全などを引き起こすHUS=溶血性尿毒症症候群を発症した幼児2人で、このうち1人は重症ですが、いずれも命に別状は無いということです。
県は引き続き検査を続けることにしています。
O157は夏に感染が広がりやすく、県は感染の拡大を防ぐために食品に火をよく通すことや、トイレの後や食事の前には十分に手洗いすることなどを呼びかけています。