世界遺産登録16年! 銀山ゆかりの食材使った特別給食

大田市の石見銀山遺跡が世界遺産に登録されて16年となったのにあわせて、市内の小中学校などで銀山にゆかりのある食材などを使った特別な給食が出されました。

大田市は、石見銀山遺跡が世界遺産に登録された7月2日を「登録記念日」と定めて市内の小中学校などで特別メニューの給食を提供しています。
このうち、川合小学校では70人の子どもたちに給食がふるまわれました。
世界遺産登録から16年目を迎えた今回のメニューは、当時、鉱山で働く人たちが粉じんを吸い込まないよう口を覆う布の内側に梅の実をすりつぶして塗っていたことにちなんだ梅を使った和え物、それに採掘が行われていた江戸時代、人々を飢きんから救うため当時の代官が普及させたというサツマイモを使ったカレーライスなど4品で、子どもたちはいつもと違った給食をおいしそうにほおばっていました。
6年生の児童は、「カレーにサツマイモが入っていて、ほっこりして甘くておいしかったです。私が大人になっても石見銀山が世界遺産に登録されていることを忘れずにいたいです」と話していました。