出雲市の児童福祉施設で幼児ら30人O157に集団感染  

出雲市の児童福祉施設に通う幼児など30人が下痢の症状を訴えるなどし、島根県は、腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生したと発表しました。
重症の人はいないということです。

県感染症対策室によりますと、6月25日、出雲市の40代の女性が腸管出血性大腸菌O157に感染していることがわかり、その後、この女性の家族や接触があった幼児の感染も確認されました。
さらに、この幼児が通う児童福祉施設で3人の感染が確認され、保健所が幼児や職員の検査を進めたところ、2日までに新たに幼児25人と職員1人のあわせて26人の感染が確認されたということです。
O157に感染したこの施設に通う幼児と職員は30人に上り、多くが下痢や腹痛などの症状を訴え、このうち4人が入院していますが、重症の人はいないということです。
この児童福祉施設は、当面、休業するということです。
O157は、夏に感染が広がりやすいということで、島根県は、感染の拡大を防ぐために、食品に火をよく通すことやトイレの後、食事の前には、十分に手洗いすることなどを呼びかけています。