国の虐待防止ガイドラインめぐり 丸山知事が発言を陳謝

今月(6月)21日の県議会で、保育施設での不適切な保育をめぐり、丸山知事は、虐待防止などに関する国のガイドラインについて、重視すべきではないという趣旨の答弁をしましたが、27日、「ガイドラインの内容に対し、誤解があった」として陳謝しました。

今月21日に行われた県議会の一般質問で、尾村利成県議から、保育所などでの虐待の防止や発生時の対応に関する国のガイドラインをどう周知するかを問われた丸山知事は、「縦割り行政の典型である政府のガイドラインだけで物事をぶった切ってよいのか」と述べ、重視すべきではないという趣旨の答弁をしました。
これについて、丸山知事は、27日の県議会で、ガイドラインについて、虐待かどうかを「行為類型や具体例だけで判断することになっているという誤解があった」と述べ、重視すべきではないと誤った評価をしたことを陳謝しました。
ガイドラインには、「個別の行為が虐待かどうかは、こどもの状況など総合的に判断する必要がある」などと記載されています。
そのうえで、丸山知事は、「一般論として、政府が縦割りで現場に合わないと言われることは多々ある。実情に合ったものかどうかはすべての部局できちんと捉え直すことが必要だ」と述べました。