4月の島根県内の空港利用者 コロナ前の約9割に回復

ことし4月に島根県内の空港を利用したのは8万6000人余りと、2か月連続でコロナ禍前の同じ月の9割ほどの水準にまで回復していることから、県は夏の観光シーズンでのさらなる利用増加に向けてPRを進めたい考えです。

島根県がまとめたことし4月の出雲、隠岐、石見の各空港の利用者数はあわせて8万6270人で、去年の同じ月と比べて56%増えました。
このうち利用者が最も多かったのは出雲空港の羽田便で4万3000人余りと55%の増加となったほか、出雲空港の大阪便が79%多い1万2000人余り、石見空港の羽田便が68%多い9000人余りでした。
コロナ禍の制限緩和に伴って外出意欲が高まる中、全体の利用者数はコロナ禍前の4年前の4月と比べると93%の水準にまで回復し、コロナ禍前とほぼ同じ水準の97%となったことし3月に続いて利用者が安定して回復している様子がうかがえます。
島根県交通対策課は「大型連休があった5月も好調とみられ、観光や帰省などで繁忙期を迎える夏のシーズンにV字回復を果たせるようPRしていきたい」と話しています。