島根県の観光キャンペーン延長へ 引き続き観光需要を喚起

新型コロナの感染症法上の位置づけが「5類」に移行して1か月半ほどがたちました。
島根県は引き続き観光需要を喚起するため「全国旅行支援」を活用した県の観光キャンペーンの延長を決めました。

国の観光需要の喚起策「全国旅行支援」を活用した、宿泊料金の割引きなどが受けられる島根県の観光キャンペーンは、個人旅行、団体旅行ともに6月末で終了する予定でした。
ただ財源が余った場合は12月末まで延長できるという国の通知が出されていたことから、島根県は観光需要を喚起するためキャンペーンの延長を決めました。
キャンペーンは個人旅行で、7月21日の宿泊分まで、団体旅行で9月30日の宿泊分までそれぞれ延長され、いずれも割り当てられた予算がなくなった場合は、期間の途中でも終了となります。
割引率は現在の20%のまま据え置いてクーポン券の配布も継続され、島根県によりますと、国から割り当てられた事業費34億円のうち、6月末には個人旅行の予算分の9割以上、団体旅行では6割強がそれぞれ使われる見込みとなっています。
島根県観光振興課は「5類移行後も観光事業者からは『まだコロナ禍前の水準には戻りきっていない』という声を聞く。早く観光客が戻るよう、こうした支援策を通じて事業者を応援したい」としています。