邑南町で70代男性がクマに襲われ顔に大けが

16日朝早く、邑南町で70代の男性がクマに襲われ顔に大けがをしました。
クマは逃げたということで、町は住民に注意を呼びかけています。

16日午前5時40分ごろ邑南町宇都井で、住民の78歳の男性がクマに襲われたと消防に通報がありました。
県や町などによりますと、男性は自宅近くの裏山の中でツキノワグマに襲われて顔に大けがをしたということです。
クマは体長が80センチほどで、現場から逃げたということです。
県や町は現場近くの2か所にクマを捕獲するおりを設置したほか、職員がパトロールなどを行って住民に注意を呼びかけています。
邑南町は「クマは早朝や夕暮れ時に行動するので鈴や笛など音の出るものを身につけクマに自分の存在を知らせてほしい。クマを見つけたら刺激せず静かに立ち去ってほしい」と呼びかけています。
現場近くではクマを捕獲するため箱形のおりが設置されたほか、注意を呼びかける看板が立てられました。
事故直後の現場を目撃した邑南町鳥獣被害対策協議会の安原賢二さんは「クマに襲われた場所から男性の自宅にかけて血の跡がありました」と話していました。
また「朝と夕方にクマに遭遇しやすく、音を出して人間の存在を知らせないと事故につながります。クマがいるのが当たり前だと思ってつきあっていくしかありません」と話していました。