宍道湖の漁業者 シジミを福祉施設にプレゼント
宍道湖の漁業者が、水揚げされたばかりのシジミを福祉施設に贈り、入居している人たちが旬の味を楽しみました。
宍道湖の漁業者で作る組合は、漁獲量日本一を誇る宍道湖のシジミを福祉施設に贈る取り組みをおよそ30年前から続けていて、渡部和夫組合長らが、松江市の特別養護老人ホームを訪れました。
渡部組合長は、「今が旬のおいしいシジミがとれています。元気が出るようにたくさん食べてください」とあいさつしたあと、宍道湖から水揚げされたばかりの大粒のシジミ25キロを入居してる人たちに贈りました。
シジミはさっそくシジミ汁にしてふるまわれ、入居している人たちは旬の味を楽しんでいました。
90歳の女性は、「シジミは大好きなので、おいしいシジミ汁を飲めて感謝しています」と話していました。
組合は、宍道湖周辺にある合わせて49の福祉施設に500キロ余りのシジミを贈ったということです。
「宍道湖漁業協同組合」の渡部和夫組合長は、「シジミは島根の宝なので、県民のみなさんに食べてもらって喜んでほしいです」と話していました。