「一畑百貨店」閉店へ 松江市の対策チームが初会合

県内唯一のデパート、「一畑百貨店」が来年1月に閉店することを受け、15日、松江市は、専門の対策チームの初会合を開き、従業員の雇用確保を最優先に対応していくことを確認しました。

松江市の「一畑百貨店」は、県内唯一のデパートとして半世紀あまりにわたって市民に親しまれてきましたが、大型ショッピングモールの出店や新型コロナの影響などで業績が悪化し、来年1月14日で閉店することを決めました。
松江市は、15日、専門の対策チームの初会合を開き、上定市長が、「“松江の玄関口”にある百貨店が閉店することを重く受け止める必要がある。地域経済が疲弊しないように、従業員も混乱しないよう、雇用機会の維持を重視して対応を進めていきたい」と述べました。
会合では、一畑百貨店の閉店に伴う地域経済への影響などについて情報を共有したうえで、意見を交わしました。
そのうえで、松江市は、対策チームに窓口を一本化して意見を集約し、労働局や県、それに、商工会議所などと連携し、従業員の雇用確保を最優先に取り組むことを確認しました。
上定市長は、「来年1月の閉店までの期間は正直、短いと感じるが、従業員が1人も路頭に迷うことがないよう対応していく。できるだけ早く、今後の対策に関するスケジュール感を示したい」と話していました。