牛を蹴る動画が拡散 大田市の農場を県が立ち入り調査
牛舎とみられる場所で男性が牛を蹴る動画がSNS上で拡散され、島根県が調べたところ、大田市の農場であることがわかり県は立ち入り調査を行い、指導しました。
一方、警察は動物愛護法違反の疑いで任意で捜査を進めています。
県によりますと、6月11日、「県内の農場で牛が虐待される動画が拡散している」などの連絡が県に寄せられました。
動画は、動画投稿アプリ「TikTok」に投稿されたもので、牛舎とみられる場所で男性が、牛をつないだロープを引っ張って牛の顔や首の辺りを複数回蹴る様子が映っています。
これを受け、県が12日、大田市の農場の経営者に聞き取りをしたところ、「従業員の1人が動画にあった行為をし、動画をアップした」と認めたということです。
県は農場の立ち入り調査を行い、従業員への教育を徹底するよう指導したということで、「牛を殴ったり蹴ったりするなど行き過ぎたあり得ない行為だ」としています。
農場ではこの従業員について出勤停止の措置をとっているということですが、県はほかにも不適切な行為がないか調査を続けるということです。
一方、警察にも動画を見たと思われる人から相次いで通報が寄せられていて、警察は動物愛護法違反の疑いで任意で捜査を進めています。