JR木次線 「ラッピング列車」の愛称決まる

利用者の低迷が続いている島根県と広島県を結ぶJR木次線の利用促進につなげようと、現在4種類のデザインがある「ラッピング列車」の愛称が決まり、地元では多くの人に愛着を持ってもらえることを期待しています。

JR木次線では利用者の増加につなげようと、ことし1月から4種類の「ラッピング列車」を運行しています。
この列車に親しんでもらおうと全国から愛称を募集したところ387点の応募があり、沿線自治体に住む人たちの投票などを経て29日、雲南市の石飛市長が決定した愛称を発表しました。
愛称はピンクのラッピングが施された列車が「さくら」、ブルーは「しんわ」、グリーンは「たなだ」、それにグレーは「たたら」で、地元の名所の桜並木やかつて栄えた「たたら製鉄」などといった沿線地域の特色が反映されています。
今後は駅にポスターを貼るなどして愛称を広く周知するとともに、ラッピング列車を使ったイベント実施などを検討しているということです。
石飛市長は「『しんわの列車を見たよ』というように住民の中で話題になることを期待している。車両ごとに個性があるので、地域のツアーに生かしていきたい」などと話し、多くの人に愛着を持ってもらえることを期待しています。