雲南市でコウノトリ 7年連続でふ化 ことしは3羽が誕生

雲南市に飛来している国の特別天然記念物のコウノトリが産んだ卵が7年連続でふ化し、ことしは3羽のひなが誕生したことが確認されました。

雲南市は、コウノトリとの共生をまちづくりの方針に掲げていて、市内の西小学校にはコウノトリの巣作りを促すため、「巣塔」と呼ばれる人工の塔が設置され、オスの「げんきくん」とメスの「ポンスニ」が4年前から巣を作っています。
先月、親鳥がひなにえさを与えるしぐさを始めたため、雲南市教育委員会は、卵がふ化した可能性があるとして、ひなの数の確認を進めてきました。
そして、今月11日に専門家が最終確認を行ったところ、3羽のひながふ化していたことが確認されました。
雲南市でのコウノトリのひなの誕生は7年連続で、順調に育てば、来月下旬ごろに巣立つ見込みだということです。
雲南市は、ことしもひなが巣立つ前に、一般から名前を公募して決めることを予定しています。
雲南市は「ことしも、コウノトリのひなが誕生してとてもうれしく思う。繁殖に影響があるので、見学は控えてもらうようお願いしたい」としています。