後鳥羽上皇の配流800年で作られた日本刀奉納 海士町

後鳥羽上皇をまつる島根県海士町の隠岐神社で、上皇が隠岐に流されて800年が過ぎたのを記念して作られた日本刀が奉納されました。

後鳥羽上皇は鎌倉時代の1221年、承久の乱に敗れて隠岐に流され、海士町の隠岐神社にまつられています。
20日は流されて800年が過ぎたのを記念し、刀匠の月山貞利さんが作った日本刀が奉納されました。
また後鳥羽上皇が詠んだという和歌にあわせて、4人のみこが舞を披露していました。
実行委員会の村尾茂樹事務局長は「後鳥羽上皇が力を注いだ日本刀文化は伝承が難しい面もあります。刀を隠岐神社に奉納することで日本刀の技術や文化を後生に残していきたいです」と話していました。
式典のあとには新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった綱引き大会が行われ、かけ声にあわせて懸命に綱を引く人たちに会場から声援が送られていました。