観光ワード「美肌県しまね」首都圏での認知度8%にとどまる

島根県が、観光客を呼び込むPRで使っている「美肌県しまね」の認知度が、首都圏では8%にとどまり、県は主なターゲットとする女性以外の層へのアプローチを強化することにしています。

島根県は、ことし3月、東京と、神奈川など隣接する3県で暮らす20代から60代の男女を対象に島根の認知度に関するアンケート調査を行い、2000人あまりから回答を得ました。
それによりますと、島根県が観光客を呼び込むPRで使っているキーワード、「美肌県しまね」の認知度を尋ねたところ、「見聞きしたことがある」と答えた人の割合は8.4%にとどまりました。
また、今後、島根に旅行したいか尋ねたところ、▼「とても行きたい」が20.3%、▼「やや行きたい」が44%でした。
島根県が来年度までに実現を目指している目標に対し▼「美肌県しまね」の認知度は6.2ポイント(目標14.6%)▼島根に旅行したい人の割合は3ポイント(目標67.3%)それぞれ下回っています。
島根県観光振興課は「競争が激しい首都圏でのPRで島根が埋もれたおそれがある。『美肌』に『ご縁』のキーワードを組み合わせて相乗効果を狙うなど、女性以外の層へのアプローチを強化したい」としています。