松江市役所 新庁舎の運用開始
松江市役所の新しい庁舎の一部が8日から運用開始となり、上定市長や関係者たちが集まってオープニングセレモニーが行われました。
松江市役所の庁舎は老朽化にともなって、おととしから新しい庁舎への建て替え工事が進められてきていて、完成した地上6階、地下1階建ての一部の棟の運用が8日から始まりました。
これにあわせてオープニングセレモニーが開かれ、工事の関係者などおよそ50人が集まりました。
この中で上定市長は「新庁舎は免震構造で自家発電設備もあるなど、災害に強い建物になっていて、宍道湖を一望できるテラスも備えている。安心・安全の拠点としての役割はもちろん、にぎわいを生み出す場所としても活用していきたい」とあいさつしました。
そして、地元の幼稚園の子どもたちも参加してテープカットなどが行われ、運用の開始を祝いました。
松江市役所の新庁舎には1階に市民の利用が多い市民課が設置されていて、住民票の申請や転入・転出といった届け出などは口頭で内容を伝えると窓口の職員が代行してくれる新しいサービスも始まり、さっそく市民が手続きを行っていました。
上定市長は、「新しい庁舎には今後50年、100年と市民のみなさんから親しみを持ってもらいたい。歴史と伝統がある松江が明るい未来に向かうように取り組んでいきたい」と話していました。