“鉄道観光”を守れ! 木次線で「あめつち」試乗会

“鉄道観光”を守れ! 木次線で「あめつち」試乗会

地域の鉄道観光を盛り上げてきたJR木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の代わりに来年度から導入される観光列車「あめつち」が、19日初めて木次線で運行され、沿線自治体の関係者などを対象にした試乗会が行われました。

島根県と広島県を結ぶJR木次線では、観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」が運行され人気を集めてきましたが、老朽化などを理由に今年度の運行が最後となります。
積み上げてきた地域の鉄道観光を守りたいと、地元自治体などがJRと交渉を重ねてきた結果、山陰本線の鳥取駅と出雲市駅の間で運行されている観光列車「あめつち」が来年度から木次線に乗り入れることになり、19日は初めて木次線での「あめつち」の試乗会が開かれました。
試乗会は観光振興に関する意見を広く募るのも狙いの1つで、沿線自治体の雲南市や奥出雲町の首長のほか、地元観光協会の関係者なども参加し、「あめつち」から見える景色をながめたほか、乗客向けに販売される予定の沿線自治体の食材を使った特製弁当の試食をしていました。
「あめつち」の車内には売店も設けられ、地域の特産品も販売する予定だということで、参加した雲南市の石飛市長は「大きな魅力を持っている車両だと感じた。『あめつち』を活用して、地域全体で観光を盛り上げていきたい」と話していました。
JR西日本山陰支社の佐伯祥一支社長は「沿線の風景と『あめつち』のもてなしで、新しい観光を作り上げられるのではないかと期待している」と話していました。