邑南町「A級グルメ」が消える? 困惑の中 民間の模索も

地元の食材を使った料理を「A級グルメ」としてPRしてきた邑南町が、4月から取り組みの内容を大幅に見直すことを受け、町内外の民間事業者が「A級グルメ」のブランドを引き継いでいこうと協定を結びました。

邑南町は平成23年から民間と連携し、地元の食材を使った本格的な料理を「A級グルメ」としてPRして、観光や移住の促進につなげてきました。
しかし町は、「地元農家の所得向上につながっていない」などの課題があるとして、「A級グルメ」ということばの使用をやめるなど、今年度から取り組みを大幅に見直すことにしています。
これを受け、これまで「A級グルメ」の実務を担ってきた町内外の3つの民間事業者は「A級グルメ」のブランドを引き継いでいくことで合意し、協定を結びました。
具体的には、飲食関係の起業を増やそうと町が行ってきた、地域おこし協力隊の飲食店での研修制度を民間で引き継ぐほか、東京など、大都市の飲食店での研修も組み合わせ、若い人材の確保に努めるとしています。
また、東京にあるアンテナショップで食材の魅力をPRするイベントを開くなどし、ブランドの周知活動も進めていくということです。
一般社団法人「地域商社ビレッジプライド邑南」の大屋典香事務局長は、「民間にする一番のメリットは、行政の縛りがなくなり幅広く飲食店や他の企業とつながりやすくなることです。そうしたつながりも使い食の人材育成をしていきたい」と話していました。