漁業従事者増へ 隠岐の島町で水産高校生対象に就職ガイダンス
漁業に従事する若い人材を増やそうと、隠岐の島町で水産高校の生徒が水産業の担当者から直接、仕事の内容を聞く就職ガイダンスが開かれました。
このガイダンスは、隠岐の島町にある隠岐水産高校や漁業団体が20日に開き、1年生の生徒が遠洋漁業などを行っている水産業の担当者などから仕事の内容や魅力を直接、聞きました。
このうち、遠洋で行われるかつおの漁では、南西アフリカ沖などで、およそ2か月にわたって操業し、長いもので4メートルの釣りざおを使用していることなどが紹介されました。
隠岐水産高校によりますと、卒業生の多くが官公庁や海運会社などに就職し、船員の人手不足や高齢化が課題になっていて、ガイダンスを通じて、漁業に従事する若い人材を1人でも多く育てたいということです。
参加した男子生徒は「とても面白かったです。将来の自分の進路のためにこれから頑張りたいです」と話していました。