ドローンで品物を運ぶ実証実験 雲南市
運送業界の担い手不足が課題となる中、雲南市でドローンを使って品物を運ぶ実証実験が行われました。
小規模な集落が広く点在する雲南市では、高齢化と人口減少によって配送サービスのニーズが高まっていますが、運送業界の人手不足が深刻化する中、どうサービスを維持していくかが課題となっています。
実証実験は、市と民間企業4社が共同で行ったもので、地域にある店舗から、直線距離でおよそ4キロ離れた市の施設まで、ドローンを使って弁当などを配送しました。
6つのローターを持つドローンは、時速30キロ以上の速度で目的地まで自動で飛行するようプログラミングされています。
最大でおよそ50分間飛行し続け、重さ5キロまでの荷物を運ぶことが可能だということです。
雲南市の石飛市長は、「ドローンは雲南市が抱える物流の問題を解決する糸口になると期待している。市としても後押ししたい」と話していました。