飯南町の自動運転カートが一時車検切れで運行

飯南町が地元のお年寄りなどの移動手段を確保するために、国の補助金を受けて2021年に導入した目的地まで自動的に移動する電動カートが、一時車検切れの状態で運行されていたことがわかりました。

一時車検切れの状態で運行されていたのは、飯南町が2021年に導入した目的地まで自動的に移動する6人乗りの電動カートです。
地元のお年寄りなどの移動手段を確保するために導入されましたが、2月20日に町の職員が書類を確認したところ、車検が2月9日で切れていることに気付いたということです。
飯南町によりますと、電動カートは1月20日からおよそ1か月間、ドアの取り付けなどのため運行を取りやめていたことから車検切れの期間に運行されたのは2月20日の1日だけで、そのときの利用者はいなかったということです。
この車両は国の補助金を受けて中国四国地方で初めて導入されましたが、今月末まではメーカーから借り上げる形で使用していたため、町の車両管理台帳への記載がなく車検の時期の把握ができていなかったということです。
飯南町は「すべての公用車の期限について緊急点検を行い、再発防止に努めたい」としています。
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