松江市 “車検切れ”公用車2か月余使用
松江市は、公用車1台について、管理システムに登録していなかったために2か月あまりにわたって車検の有効期限が切れた状態で使用していたことを明らかにし、再発防止策を徹底することにしています。
松江市によりますと、リサイクル都市推進課が使用している公用車1台について、2月10日までの2か月あまりにわたって車検の有効期限が切れた状態で使用していたということです。
車検切れは2月10日に職員がガソリンスタンドの店員から指摘を受けて発覚したということで、有効期限が切れた去年12月7日以降あわせて34回、およそ550キロ使用していたということです。
車検切れはおととし4月に、この公用車をリースから市の所有に切り替えた際、車検情報などを入力する「公用車管理システム」に正しく登録していなかったことが原因だということです。
市は公用車400台余りを調べた結果、ほかに車検切れはなかったということで今後、すべての公用車に有効期限を記したシールを貼って乗車した時に確認するなど再発防止策を徹底することにしています。
松江市財政部の水研二部長は「このような事態を招いたことを深く反省し、公用車の管理を徹底して信頼回復に努めていく」と述べました。
松江市では去年11月にも、消防本部が車両1台を車検切れの状態で使用していたことが明らかになっています。