松江市の公共施設トイレ 生理用品の無料提供始まる

松江市は女性にやさしいまちづくりを進めようと、1日から民間の支援団体と連携して市内の公共施設のトイレで生理用品を無料で提供する取り組みを始めました。

これは松江市と、全国の学校などに無料で生理用品を提供している民間の支援団体「レッドボックスジャパン」が連携して始めたものです。
1日は松江市の担当者が市内の公共施設を訪れて、女性用トイレに生理用品が入ったカゴを設置していきました。
松江市は女性に優しいまちづくりを進める中で外出先で急に生理用品が必要になった場合などに備え今回の取り組みを始めたもので、無料の生理用品は子どもから子育て世代など幅広い年代の女性の利用がある松江市の総合体育館と市民活動センター、それに、保健福祉総合センターの3つの施設に設置されているということです。
「レッドボックスジャパン」は、経済的な理由などで生理用品を十分に手に入れることができない、いわゆる「生理の貧困」が課題となる中、女性の生活支援にもつなげたいとしています。
松江市男女共同参画係の永田美紀係長は「市内の公共施設には無償の生理用品があることを知ってもらい、気軽に利用してほしい」と話していました。