林業を知る機会に 小学生たちが間伐作業を体験 津和野
地元で力を入れている林業を知ってもらおうと、津和野町で、小学生たちが間伐作業を体験しました。
間伐作業を体験したのは、津和野町にある津和野小学校の5年生17人です。
はじめに、子どもたちは、林業に携わっている地域おこし協力隊から、木を安全に倒す方法について説明を受けたあと、3つの班に分かれて、直径20センチ余り、高さ15メートルほどのヒノキを倒す作業に挑戦しました。
子どもたちは、木を倒したい方向の幹に「受け口」と呼ばれる三角形の切り込みを入れたあと、その反対側から地面と水平に「追い口」と呼ばれる切れ込みを入れました。
そして、その「追い口」にクサビを打ち込んで木を傾けるとロープを使って木を引っ張り、およそ2時間かけてヒノキを倒しました。
津和野町では、ことし8月には、間伐材などを活用したバイオマス発電所も稼働するなど、林業に力をいれていて、小学校では、こうした体験を通して子どもたちに森林資源の活用を知ってもらいたいとしています。
参加した子どもは、「1本切るのも大変で、何本も切るのはすごく難しいと思いました」などと話していました。