“列車走行中に津波” JRが山陰本線で避難訓練

日本海に沿って走るJR山陰本線で、列車が走行中に地震が起き、津波が発生した場合を想定した避難訓練が浜田市で行われました。

JR西日本によりますと、山陰本線では、高さ3メートルの津波が発生した場合、島根県西部の7か所で線路が浸水すると想定されています。
浜田鉄道部が実施した訓練には乗客役で住民も参加し、浸水が想定される三保三隅駅から岡見駅に向けて列車が走行中、マグニチュード7.5の地震が浜田市沖で発生したという想定で行われました。
訓練では、地震の直後、運転士が列車を緊急停止させると「10分以内に3メートルの津波がくるそうだ」との情報を受け取りました。
その後、運転士がドアの外にはしごを設置して乗客を1人ずつ降ろすと、乗客たちは、近くにある指定の避難所に避難しました。
訓練後、参加者が開いた講評では、「はしごを降りる時には乗客の手助けも必要だ」とか「避難に時間がかかり、間に合わない」などという意見が出ていました。
参加した84歳の男性は「鉄道を使用中に地震や津波が起きたらどうすればいいか分かった。参加してよかった」と話していました。
JR西日本浜田鉄道部の坂根正光部長は「もし乗車中に地震や津波が発生したらまずは自分の命を守ることを大事にし、落ち着いて行動してほしい」と話していました。