松江市 感染急増で保育園登園など控えるよう要請

新型コロナウイルスの感染が急増している松江市で対策本部会議が開かれ、子どもの感染が増加しているとして、可能なかぎり、保育園などに登園させないことや児童クラブの利用を控えることなどを市民に要請しました。

松江市では新型コロナの感染者数が連日、300人を超え、15日も364人となるなど、急増が続いています。
こうした中、松江市の対策本部会議が開かれ19歳以下の感染者数の割合が去年12月は17.9%だったのに対し、7月は2.3倍にあたる41.8%に増加していることや、その原因が家庭や学校などで広まっていることなどが報告されました。
このため当面、可能なかぎり、子どもたちを保育園などに登園させず、家庭内の保育を継続することや児童クラブの利用を控えることなどを市民に要請しました。
また、松江保健所の態勢を強化するため保健師を派遣することに伴って、乳幼児の集団検診を1か月前後延期することを決めました。
上定市長は、「非常に厳しい状況が続いている。松江市では過去2年間、8月に感染者数が増加していることから、改めて基本的な感染防止の対策を徹底して欲しい」と呼びかけました。