群馬県内各地で厳しい暑さ 桐生では37度超

4日の群馬県内は各地で気温が上がり、桐生市で37.2度を観測するなど、6つの観測地点で35度以上の猛暑日となったほか、10の地点でことし1番の暑さとなりました。

気象庁によりますと、4日の関東甲信は高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、各地で気温が上がりました。
このため、群馬県内の日中の最高気温は、桐生市で37.2度、前橋市で36.8度、館林市で36.7度などと、13の観測地点のうち、6つの地点で35度以上の猛暑日となりました。
また、10の地点ではことし1番の暑さとなりました。
このうち、JR前橋駅近くにあるかき氷店では、4日午後、親子連れや若い女性などが次々と訪れていて、その場で冷たいかき氷を食べて、涼む人たち姿が見られました。
2人の子どもとともに訪れていた母親は「暑くてバテています。暑いので遊びに行く所は涼しいショッピングモールなどにします」と話していました。
また、小学生の娘と訪れていた母親は「ここで涼んだら、家に帰ってからもまた涼みたいと思います」と話していました。

熱中症の予防につなげようと、群馬県伊勢崎市の信用金庫では利用客が冷房の効いた店舗で休んだり、水分を補給したりできる「避暑シェルター」の取り組みを始めました。
この取り組みは伊勢崎市の信用金庫が市民の熱中症の予防につなげようと、本店や支店など、あわせて20か所で今月から始めました。
この信用金庫では各店舗のロビーなどを「避暑シェルター」として開放し、冷房の効いた店内で休憩できるほか、冷たい水を飲んだり、おしぼりを受け取ったりすることができます。
伊勢崎市は4日、日中の最高気温が36度を超え、ことし1番の暑さとなり、市内の本店を訪れた客はさっそく冷たい水をもらい、体を涼めていました。
信用金庫を訪れた20代の男性は「タオルがないとやっていられないぐらい暑かったので、うれしいです」と話していました。
また、60代の女性は「こうした取り組みをしてもらえると、熱中症予防になり、助かります」と話していました。
「アイオー信用金庫」の狩野美恵子さんは「高齢のお客様も多く、冷たい水を飲んで少しでも暑さをしのいでほしい」と話していました。