「日本遺産」保有の桐生と館林 同様の県外他市とイベントへ

文化庁から「日本遺産」に認定されている文化財などがある桐生市と館林市は、同様に「日本遺産」がある県外の自治体と連携して今年度中にも桐生市で、PRのためのイベントを開くことになりました。

「日本遺産」は各地に点在する文化財を歴史的な経緯や地域の特色ごとにまとめて観光振興に生かそうと、文化庁が2015年度から地域を認定していて、この中には、桐生市などの群馬県の絹産業と、「かかあ天下」との関わりや、館林市の「里沼」などが含まれています。
この日本遺産をPRしようと、両市は、栃木県足利市や東京都八王子市、そして、新潟県十日町市とともに、今年度中に桐生市でイベントを開く方向で調整しています。
イベントでは、各市の代表者による意見交換や、日本遺産についての展示、それに5つの市に共通する「織物」の文化や、そのつながりについての紹介も行う予定だということです。
桐生市の日本遺産活用室は「イベントは桐生をスタートに、その後は各地で持ち回りで開いて、交流人口の増加や情報発信の強化などに協力して取り組んでいきたい」と話しています。