横山ゆかりちゃん行方不明事件から28年を前に捜査会議 太田

平成8年、太田市のパチンコ店で当時4歳の横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件から来月で28年となります。
28日、地元の警察署で捜査会議が開かれ、刑事部長は「無事、発見・保護するという強い決意を胸に、着実に捜査を進めてほしい」と訓示しました。

平成8年7月7日、当時4歳の横山ゆかりちゃんが太田市のパチンコ店で行方がわからなくなり、警察は連れ去ったとみられる男が写っている防犯カメラの映像などを公開して、捜査していますが未解決のままです。
事件から来月で28年となるのを前に、28日、捜査本部がある太田警察署で行われた捜査会議には、幹部や捜査員など26人が出席しました。
この中で、県警察本部の田村正男刑事部長は「ご家族の一日も早く無事に帰ってきてほしいという切なる願いをかなえられるのはわれわれしかいない。ゆかりちゃんを無事、発見・保護するという強い決意を胸に、着実に捜査を進めてほしい」と訓示しました。
警察によりますと、事件のあと、先月末までに5615件の情報が寄せられていますが、有力な手がかりは得られていないということです。
警察は事件から28年となる来月7日、太田市の商業施設でチラシを配り、情報の提供を呼びかけることにしています。
情報は捜査本部のフリーダイヤル「0120−889−324」で受け付けています。