県産「こんにゃく芋」使ったビール 販売開始でお披露目会

全国トップの生産量を誇る群馬県産の「こんにゃく芋」を使ったビールを群馬大学とビール製造会社が共同開発し、販売開始に合わせて前橋市でお披露目会が開かれました。

このビールは、生産量が全国一の群馬県産の「こんにゃく芋」の認知度向上や消費拡大を図ろうと、群馬大学の食健康科学教育研究センターと群馬県嬬恋村のビール製造会社が共同で開発しました。
24日、販売開始に合わせて前橋市でお披露目会が開かれ、開発者による製造方法の説明や試飲会が行われました。
このビールは群馬大学が開発した、こんにゃく芋に含まれる食物繊維を2種類の糖に分解する技術などを活用して製造しているということで、ほのかに、こんにゃくの風味や苦みがあるのが特徴です。
群馬大学の向井克之客員教授は「農家からこんにゃく芋が売れないという声があるので、これが起爆剤になってほしい」と話していました。
またビール製造会社「浅間高原麦酒」の黒岩修社長は「群馬県の農産物を使って地域に貢献することができ、大きな一歩だと思う」と話していました。
このビールは550本限定で、群馬県内のコンビニエンスストア17店舗で販売されるということです。