群馬県 各地で気温上昇 5つの観測地点で35度以上の猛暑日

24日の群馬県内は各地で気温が上がり、桐生市で36度を観測するなど、5つの観測地点で35度以上の猛暑日となったほか、4つの地点でことし1番の暑さとなりました。

気象庁によりますと、24日は関東甲信で晴れて強い日ざしが照りつけ、山越えの暖かく乾いた空気が吹き降ろす「フェーン現象」の影響も加わって気温が上がりました。
このため、県内の日中の最高気温は桐生市で36度ちょうど、館林市で35.8度、高崎市と伊勢崎市で35.3度、そして前橋市で35.1度と、13の観測地点のうち、5つの地点で35度以上の猛暑日となりました。
また、桐生市、館林市、高崎市、伊勢崎市の4つの地点はことし一番の暑さとなりました。
このうち、桐生駅前では24日、水を霧状に吹きつけるミスト装置が稼働し、手持ちの扇風機を持った学生や家族連れなどが装置の下に近づくなどして涼んでいました。
通りかかった30代の男性は「汗が止まらなくて倒れそうだったので首元にタオルを巻きました。きょうは洗濯物が1時間で乾くくらい暑かった」と話していました。
40代の母親は「暑すぎたので娘が心配で迎えに来ました。駅前のミストを通ったが、そこだけは天国のようでした」と話していました。
また、母親に迎えに来てもらった小学1年生の女子児童は「家に帰ったらすぐに扇風機にあたって、スイカを食べたい」と話していました。
25日の日中の最高気温は、前橋市が34度、みなかみ町が30度と予想されています。